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2008年02月20日

文化遺産!?(其の六) 今更なんですが・・・



 テキーラはメキシコの特産酒。原料は竜舌蘭。

「なぁマスター、テキーラってサボテンから作るんよなぁ!」と言われることがあるが…
事実、私もそう思っていた…

これは間違い。


画像参照「Tequilacho」


 メキシコでは、竜舌蘭からつくられる蒸留酒を一般にメスカルといっているが、ハリスコ州テキーラ町周辺原産の特別品種(アガベ・アスール・テキラーナ種)を原料にしたメスカルだけが、テキーラと名乗ることを許されている。コニャック地方のブランデーだけがコニャックと呼ばれるのと同じこと。

 スペインによるメキシコ統治時代、ハリスコ州の西方に位置するシエラマドレ山脈で山火事があり、その焼け跡から良い匂いを発し甘い樹液を出す、焦げた竜舌蘭が発見され、人々がこれを元に加工、完成したのがテキーラの原型であった。この蒸留酒の蒸留工場が置かれた村がテキーラであり、それがそのまま酒の名前となった。

 現在の製法は、パイナップルを円くして何十倍にもしたような(直径1m、重さ40kg近く)竜舌蘭の球茎を蒸して、甘い液汁を搾り、発酵、蒸留してつくる。
 竜舌蘭は150種類余りあり、そのうち136種類がメキシコに生息している。この竜舌蘭から造られた酒は、総称でメスカル (Mezcal) と呼ばれる。このうち法的に限定された、産地、原料、製法などの下記規格に見合ったもののみをテキーラとして、販売、流通することが許される。

1.主原料はアガベ・アスール・テキラーナのウェーバー変種でなくてはならない。また、主原料が総原料に占める割合は51%以上でなくてはならない。

2.主原料のアガベは、ハリスコ、グアナファート、ナヤリ、ミチョアカン及びタマウリパス各州の特定地域で生育されたものでなくてはならない。

3.テキーラ村とおよびその周辺地域で蒸留されたものでなくてはならない。

4.最低2回の蒸留がされていなくてはならない。

 製造されすぐに瓶詰めされたものはブランコ (Blanco) と呼ばれ、テキーラの風味・特徴がはっきり現れる。
 
 2ヶ月~1年未満樽で寝かせたものをレポサド (Reposado) と呼ぶ。

 1年以上またはレポサドよりも寝かせたものはアニェホ (Añejo) と呼ばれ、樽の香り付けなどでウイスキーと似た風味になる。

 樽で熟成させたものは徐々に琥珀色を呈してくる。色による命名としてゴールド(着色)とシルバーまたはホワイト(未着色・未熟成)という類別もある。一部にはカラメルで色をつけたものもある。

 1968年、メキシコ・オリンピックが開かれ、世界各国の人々からテキーラは注目を集め、いまや世界4大スピリッツ(ジン、ウオツカ、ラム)の一角を占めるまでになった。その要因は、テキーラ・ベースの美味しいカクテル(マルガリータやテキーラ・サンライズなど)があったことが大きい。

追記・・・
「テキーラ早飲コンテストで優勝者死亡」
 ドミニカ共和国のサントドミンゴで行われたテキーラ早飲みコンテストで、優勝した21歳の青年が死亡し他の三人も重体になった。
 このなくなった人は、400ドルの賞金を争うこのコンテストで、50杯以上のテキーラのショットグラスを飲んで急性アルコール中毒になり、病院に搬送されるも心不全でなくなった。
 ま~よくあるニュースっぽいですが、テキーラのショットグラスを50杯飲んだら普通はどうなるかわかるような気がするんですが・・・。マネしちゃ駄目ですよ・・・
  
Posted by Glass Onion at 20:10Comments(2)TrackBack(0)文化遺産!?